そして誰もいなくなった。

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<<雑記>> 節税は良いこと?

最近、周りからしてみればどうでもいいことかもしれないが、ある一つの命題が頭をよぎる。

 

「節税って良いことなんだろうか?」

 

きっかけはyoutubeだった。ひろゆき氏が読者からの質問に一つ一つ解答しているところを、音声だけくり抜いて編集した動画だった。内容は確か、税理士って今後必要無くなりますよね~、というものだったと思う。理由として、税務の判断が現状あっちの人はこう言っていて、こっちの人はこう言っているような属人的な部分が多分にあって、それならAIで絶対的な価値基準でコントロールするのが、本当の意味での課税の公平なんじゃないのか?というような趣旨だったと思う。(一部私なりに解釈している部分もありますのでご注意ください。)

 

税理士の必要性、という議論については一旦横においておきます。それより私の胸にグサってきたのは課税の公平についての意見の方だった。

 

今、当たり前のようにどこの事務所でも節税の検討をするとは思うが、実際に節税をするということは国の税収を減らすということとイコールだ。そう考えてみると、果たして会計事務所が行っている節税行為というものは社会的に意味があるのだろうか?という疑念が頭をよぎるようになった。僕たちはただお金の流れを調整するだけの虚業なんじゃないか、と。(言いすぎ?)

 

そうは言っても、なるべく節税(課税の繰り延べetc...)が出来るように検討もするし、勉強もする。だってお客さんも潜在的には節税を求めているでしょ?そして、そこに一つの答えが隠されていた。

 

「私が仮に社長だったとしたら、会計事務所には申告はもちろんだが、節税の提案をしてくれたらうれしいと感じると思う。逆に、何の提案もなしに渡した資料だけで帳簿を作って、相談もあいまいにはぐらかされて、勝手に申告して税金はこれだけでした、というのはなんとなく嫌だな。」

 

私が相手からされたら嫌な行為を、私がしてはならない。この原理からたどるに、やはり会計事務所は節税にも積極的であるべきなんだろう。(もちろん総合的な観点がひつようだが)

 

今振り返ってみると、善悪の問題というのは難しいし結論がでない。それよりかは自分が相手からされたらどう感じるか、に立ち返るべきなんだろう。

 

今日もまた、装甲悪鬼村正に助けられたのであった。